2013年8月 5日 (月)

放射線測定器の販売

以前は「放射線測定器なんか一家に一台必要な物ではありません!!」
等と書いた事もありましたが・・・・。

既に日本では一人一台持ち歩く時代に突入したようです。

なんたって、放射性物質を海に垂れ流しですからね・・・。

かと言って、市場に出回っている簡易測定器ではスーパーで売っている食品の放射性物質濃度なんて測定できないし・・・。

買い物に行くときに手軽に持ち歩きの出来る「放射性物質汚染検査装置」みたいな測定器が欲しくなってきました。

なんたって、放射性物質を海に垂れ流しですからね・・・。

環太平洋の国々に暮らす方達に申し訳ないです。海は繋がってますから・・・。

ちなみに、私は伊豆の伊東に住んでいますが、安価で購入した放射線の簡易測定器では常に線量当量率が 0.05マイクロシーベルト/h で変化が無いので測定する面白味がありません。

しかし、スーパーに出回っている食品の放射性物質による汚染の検査は行いたいです。

あんじん

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2013年8月 3日 (土)

トリチウム(三重水素)

東京電力福島第一原発の放射能汚染水が海に流出し続けている問題。

特に最近は「トリチウム(三重水素)」が話題になっていますね。(放射性物質はこれだけじゃ無いのに・・・)

 私は重水減速炉の「ATR ふげん」発電所でも放射線管理を行っていましたので、トリチウムの管理には手こずりました。(後で出てきますが内部被ばくの要因となる放射性物質です。)

トリチウムとは・・・ ³H で表される三重水素の事で、これが β⁻ 壊変により0.0186MeVのエネルギーのベータ線を放出する物理学的半減期が12.3年の放射性物質なんです。(エネルギーとしてはとても小さいです。)ただし人体がトリチウムを体内に取り込んだ場合は全身に均等分布し、新陳代謝などの生物学的半減期も考慮し、実効半減期はおよそ10日としています。

 日本の商業用原子炉は基本的に軽水減速炉(普通の水を中性子の減速材に使っている)の為、原子炉の中には水(H₂O)の構成要素である ¹H(水素)が大量に存在します。したがって、原子炉運転中は ¹H(水素)が中性子を取り込んで ²H(重水素)へ、これが更に中性子を取り込んで ³H(トリチウム)となり、原子炉運転中はトリチウムを大量生産しています。

 アイソトープ手帳等で調べると、トリチウムの主な生成法は ⁶Li(n,α)³H となっていますが、これはリチウムに中性子照射をし、α壊変を経てトリチウムが生成される事を意味しています。

  しかし軽水炉の中では単純に ¹H(普通の水素)に中性子が取り込まれ、 ²H(重水素)へ。更に中性子が取り込まれ ³H(トリチウム)が生産されていますが、問題なのはこのトリチウムが主に水や水蒸気の形態で環境中に存在し、われわれ生物の体は放射性トリチウムで構成された水なのか普通の水なのか判別出来ない所にあります。

 

 

 小学生の頃理科の授業で教わったと思いますが、地球上のあらゆる生命体は「水」無くして存在出来ません。われわれ人類も体重の約70パーセントが水で構成されています。

 放射性のトリチウムは主に水や水蒸気の形態で環境中に存在する為、人間の体に取り込まれた場合、体全体に均等に分布します。(トリチウムは主に液体シンチレーションカウンターという測定器で測定は出来ます。)

 通常の飲食、呼吸、更に皮膚呼吸でも体の内部に侵入してくるやっかいな放射性物質の為、トリチウムの存在する環境ではフルフェイスのエアラインマスクを着用し、ドライスーツを着て作業を行いました。

 こんな放射性物質を海に垂れ流し・・・・海洋生物の体内にも均等分布。

食物連鎖でその海洋生物を食べた動物も被ばく・・・・・・。

日本ではスーパーで買い物をする時に放射性物質の検査をしてからレジに行く様な・・・一人に一台ポータブル汚染検査装置みたいなものが必要な時代になってしまったんですね。(実際にはそんなに便利な放射線測定器は現時点では存在しません。)

家庭用の簡易放射線測定器を購入しようと思っている方はこちらでどうぞ。

福島原発周辺海域では、その内得体の知れない海洋生物が発生しそうですね。

あんじん

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2013年6月 6日 (木)

東北地方の除染作業

またまた久し振りの更新となってしまいました。

私は、第二種放射線取扱主任者(一般)やガンマ線透過写真撮影作業主任者、甲種危険物取扱主任者、第一種衛生管理者 等の資格を持ち、日本全国の原子力発電所内で14年間程「放射線管理業務」「安全管理業務」に従事してきました。

最近のニュース等で「福島県内や東北地方の除染作業が一向に進まない・・・」といった話を聞き、 「少しでも手助けになるのなら手を貸そう!!」と思い立ち、除染業務を受注している会社に打診したところ・・・未だに音沙汰無し。

 んーーーー!?

本当に除染する気が有るのだろうか!?

私が手を挙げた理由は他にも以下の通り沢山あります。

・ チェルノブイリ原発の例を参考にするとわかりやすいですが、事故によって放射性物質がホールアウトした地域に暮らす人々の発ガン率は、その他の地域で暮らす人々と比較して疫学的に確実に発ガン率が上昇し、その影響は放射線感受性の高い「若い人や女性」に顕著に表れる為、私の様に40歳超えた放射線感受性の低いオヤジが向いている事。(疫学調査は事故発生後20年程経過した時の結果です。したがって事故から2年程しか経過していない現在の「発ガン率の上昇は無かった。」等と言った調査結果は無意味です。)

・ 20年後、国や東電を相手にした大規模な公害訴訟が発生する事は、ほぼ確実であると思っている事。

・ 少しばかり期間は開いてしまいましたが、放射線管理や除染などの技術的な変化は数十年の間全く無く、私自身がその道のプロフェッショナルだと思っている事。

・ 自分が生きているうちに事故が起こるとは思っていませんでしたが、 「このまま原発の運用をしていたらいつかは絶対に事故が発生する。」と思って原発から足を洗ったので、原発の敷地には二度と入りたくないですが、自分が従事していた原発の尻拭いは行なう責任が有るのではないか?と思っている事。(地震大国の日本に於いて、原発立地適地など存在しません。)

以上、久し振りに「原発事故」関連のブログを書いてしまいました。

ANJIN

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2012年7月 7日 (土)

脱原発への取り組み(その2)

少しでも電力会社から電気を買わない様にする。

イコール(=)

「省エネ」「脱原発」への取り組みの第一歩!!

という事で、今回はソーラーパネルの敷設です。

使用したソーラーパネルはシステム電圧12ボルト。100ワット単結晶シリコンソーラーパネル4枚。正方形のパネルを選択しました。

010

まずは屋根の上にアングルを敷設。

011_3

アングルの上にソーラーパネルを並べていきます。

(システム電圧を12Vにする為、全て並列接続。)

001

これでシステム電圧12ボルト、風力300ワット、太陽光400ワットの「完全独立型太陽光及び風力のハイブリッド発電システム」「発電部」の設置は完了しました。

後はチャージコントローラー~ディープサイクルバッテリー(5時間率65AHを2台で130AHを使用。)への配線及び正弦波100V3000ワットインバーターへの接続です。

Anjin

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2012年7月 2日 (月)

脱原発への取り組み(その1)

少しでも電力会社から電気を買わない様にする。

イコール(=)

脱原発への取り組みの第一歩!!

という事で、我が家では「完全独立型太陽光及び風力のハイブリッド発電システム」を構築する事と致しました。(電気工事士の資格を無駄にしない為にも・・・)

まずは風力発電の架台作りから・・・って、この作業は電気工事と関係ないかも。

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溶接に結構手間取りました・・・。

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支柱を立てて仮組み立ての出来上がり!!

これを屋根の上に乗せるつもりです。

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無事、我が家の2階の屋根の上に乗りました。

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最後は架台にステーを張って風車を付けて最大12V300Wの風力発電システムの出来上がり!!(よく「3枚羽根の風車は台風の時にしか回転しない・・・。」と言った事を耳にするので、今回は1メートル未満の微風でも回転するとされている6枚羽根の風車を選択しました。)

確かにこの風車は微風でも良く回転します。

今日もそれ程風は強くなかったけれど、良く回っていました。(台風の様な強風に耐えられるのか、実証が必要かな!?)

発電量の検証も後日行なう予定です。

Anjin

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2012年5月 5日 (土)

今日のこの日は「記念日」ですね。

 「記念日」と言ったって、「こどもの日」の事じゃ無いですよ。

 今日は、42年ぶりに日本の「原子力の灯」が消えた記念日ですね。

良くも悪くも、将来的には「国民の祝日」にしても良い位の「記念日」となるでしょう。

少なくとも今後は「原発」を全て停止してもなんとかやっていける目処は立ちそうですね。

今後は原子力産業に携わった企業や、利権にあやかった人々の想像を絶する抵抗が続くと思われますが、脱原発の第一歩として5月5日に「脱原発記念日」を設定したいと思います。

 今まで原子力に投資したお金(税金含む)はもったいないので、「安全」と思われる原発の再稼働は仕方がないとしても、核燃料サイクルに莫大な費用を投じる様な愚かな事にはならないと確信しています。

「5月5日は脱原発記念日」

です。

あんじん

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2012年3月11日 (日)

東日本大震災から1年

 テレビ等で放送されている討論番組やニュース、専門家の解説等を見ると、特に福島第一原子力発電所の事故によって拡散された放射性物質の安全性や除染作業について、被災者、有識者(と呼ばれている変なおじさんやおばさん)共にトンチンカンな事を言っているのが目立ちますよね。

 既に放射性物質による「汚染列島」になってしまっている我々の住む「日本」。

小学校や中学校に於ける「義務教育」の場で、放射線や放射性物質に関する基礎的知識の学習を行なうべき時に来ていると思います。

こんな事を書くと、「そんなに難しい事を義務教育の場で出来る訳が無い!!」と思った方も居るとは思いますが、実はこれはとても簡単なんです。

 何故か・・・・。

原子力発電所の放射線管理区域内で作業を行なう作業者に対し、入所前に法律によって義務付けられた「放射線や放射性物質に関する基礎的知識」に関する教育が行なわれていたのですが、文盲率が世界一低いと言われている「日本」に於いて、文字を読めない程度の学習能力しか持っていない作業者も、知識レベルの確認試験で「合格」する事が出来るレベルの教育だからです。(それでも放射線や放射性物質の何たるかは理解できます。)

 一般的に原子力発電所で働く作業員と言ったら、「あらゆる分野の優秀な作業者が集められているのかな?」と思っている方も多いとは思いますが、これはとんでもない大間違い!!

勿論優秀な作業者も沢山居ますが、文字が読めないレベルの作業者(外人だからじゃありません)もとても沢山従事しています。

 私は日本各地の原子力発電所で、その教育の講師も行なっていたので、これは間違えの無い事実なんですが、優秀な人間も、優秀でない人間も、ごっちゃ混ぜになって同じレベルの学習を行なう・・・。勿論理解度は人によって異なりますが、これって義務教育の象徴じゃないでしょうか。

少しでも知識レベルが上がる事によって、トンチンカンな会話が無くなるような気がします。

Anjin

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2011年12月14日 (水)

放射性物質を大気中に拡散させないで!!

 東京電力㈱福島第一原子力発電所の大事故によって、全国各地に放射性物質のホールアウトによるホットスポットの出現があり、昨日のニュースにこんなのがありました。

ここからニュースの引用

東京都杉並区の区立堀之内小学校で11月、校庭の芝生の養生シートから毎時3.95マイクロシーベルト(高さ1センチ)の空間放射線量が確認された問題で、区がこのシートを調べたところ、1キロ当たり9万600ベクレルの放射性セシウムを検出した。国は1キロ当たり8000ベクレル以上の放射性物質が検出された焼却灰は自治体が一時保管するよう求めており、区は基準を下回るよう汚染されていないごみを混ぜて焼却し、灰を埋め立て処分する方針。

ニュースの引用ここまで。

 まー・・・やっている事は東京電力と同じじゃないか・・・放射性物質を希釈して法律の値より低いレベルにすれば大気中に放出しても良いらしい・・・って違うだろ!!

 拡散される放射性物質の総量は変わらない。放射性物質を拡散させてどうするんだよ!!

 お願いだから地球規模で汚染を拡散させるのはやめて下さい。(何だか事故の規模が大きすぎて、各自治体も正常な判断が出来ていない様ですね。)

 焼却処理を行うのであれば、原子力発電所に設置されている様なラドウエストの排気ガス処理能力を有する焼却設備で処理して下さい。

あんじん

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2011年11月28日 (月)

原子炉制御不能・暴走事故

 私は「原子力反対勢力」ではありません。

国土が狭く、資源の少ない日本が発展し、国民が不自由無く生活する為には、エネルギーが絶対に必要となります。

福島第一原発で世界を巻き込む程の大事故が発生したにもかかわらず、こんな事を言うのも何ですが、「原子力発電」は、安全でクリーンなエネルギーが実用化されるまでのつなぎとして運用しなくてはならないと思います。

しかし・・・。

原発を運用する為には、過去の(日本の)原発関連事故について徹底的に検証して頂きたいのが私の(このブログの)真意です。

特に重大事故に直結する様な以下の事例は徹底的に検証をする事が今後も日本が原発を運用する上で絶対に必要だと思います。

2007年3月にも私のこのブログで書いていますが、北陸電力(株)志賀原子力発電所1号機臨界事故!!

メディアの記事によると、以下の様に書かれています。

(ここから記事の引用)

1999年の臨界事故とその隠蔽

1999年6月18日、本施設は定期検査中に制御棒1本の緊急挿入試験を行なっていたが、操作手順を誤った事から3本の制御棒が炉から引き抜かれた状態となり、炉は15分間臨界となった。しかし北陸電力はこれを直ちに国に報告せず、検査記録を改竄するなどして隠蔽を計り、2007年3月15日になってこの事故の存在が明るみに出た。

経済産業省はこの事故を重大事故と見て、事故の発覚時に北陸電力の社長であった永原功を同日16時に呼び出し、志賀原発1号機の運転停止を命令した。北陸電力は同日18時から運転停止作業に入った。 

(ここまで記事の引用)

 当時の情報では、北陸電力(株)志賀原子力発電所1号機が第5回定期検査の為、出力を下げようと制御棒を挿入していった所、原子炉出力が下がらず制御不能のまま約15分間原子炉が暴走し、臨界状態が継続した事故で、原因は不明のままでした。

 皆で祈っていたら、これも原因不明のまま制御が回復し、原子炉は通常停止しましたが、もしも制御が回復しなかったら・・・・と思うと「チェルノブイリ原発事故」の二の舞とも言える様な大事故となっていたでしょう。

(我々にも緘口令が敷かれていましたが、まさか8年間も隠蔽されていたとは思いませんでした。)

 何故上記引用記事の様な発表になったのかは、色々な意味でとても疑問が残りますが、そもそも北陸電力は、当時の原子炉メーカーで最新型の沸騰水型原子炉が開発されていたにも係わらず、あえて他の電力会社で運用実績のある旧型の原子炉を設置し、安全に運用しようと心がけていたにもかかわらずにこの様な大事故に至った事に大問題がありますし、放射線管理区域と言う区画の存在が治外法権エリアの如く放射性物質は基より情報や事故(怪我)までも外部に出て来ない様に封じ込められてしまっている。。ひょっとしたら、これが最大の問題点かも知れません。

 「石橋を叩いて渡る位の慎重さを持ってしても、事故は発生する。」

神の火を運用する者は、あらゆる可能性を退けてはいけない。もっと日本の過去の事故事例を徹底的に検証するべきだと思います。

あんじん

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2011年11月 4日 (金)

キセノン133、135

 久し振りの更新です。

東京電力福島第一原子力発電所2号機に於いて「核分裂が発生したときに検出される短半減期核種のキセノン133、135が検出された。」事で「再臨界か!?」と言った報道がされましたが、検出されたキセノンの量から「自発核分裂の結果である」と結論が出されたようですね。

正確な量が報道された訳ではないのではっきりとした事は判らないのですが、もしも再臨界が発生していたとしたら、大気中に拡散されている放射性物質の量は半端じゃ無く、女川あたりのモニタリングポストでも有意な変化が観測される事態だと思います。

 臨界(核分裂した物質から放出された中性子によって連鎖的に他の物質の核分裂を誘発させ、その反応が断続的に継続する事)では無く、 「自発核分裂」と言った言葉はあまり聞き慣れないかも知れませんが、自然界では時折発生していますので、東京電力の見解が正しいと思います。

 自発核分裂を行なう核種としては主に次の物質が有ります。

 1) プルトニウム236

  2) プルトニウム238

 3) プルトニウム240

 4) プルトニウム242

 5) キュリウム242

 6) キュリウム244

 7) カリフォルニウム252 等・・・(アイソトープ手帳より)

これらの中には原子炉運転中に生産された物質もありますが、不安定な為に自発的に核分裂します。

 再臨界で無くて一安心ですね・・・。

このブログも「原子力関連事業者」から「著作権侵害だから閉鎖しろ」等のコメントを頂きましたので、今後どうなるかはわかりませんが、少なくとも私自身が個人的に許可を得て撮影した映像等を使用しています。

 「原子力関連事業者の常識は一般社会の非常識」と言った言葉は古くから囁かれていましたが、これだけの事故を起こしても反省しないって「日本社会の欠陥の塊が原子力産業に集約されていたのか。」と思ってしまう今日この頃です。

ANJIN

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