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2011年11月28日 (月)

原子炉制御不能・暴走事故

 私は「原子力反対勢力」ではありません。

国土が狭く、資源の少ない日本が発展し、国民が不自由無く生活する為には、エネルギーが絶対に必要となります。

福島第一原発で世界を巻き込む程の大事故が発生したにもかかわらず、こんな事を言うのも何ですが、「原子力発電」は、安全でクリーンなエネルギーが実用化されるまでのつなぎとして運用しなくてはならないと思います。

しかし・・・。

原発を運用する為には、過去の(日本の)原発関連事故について徹底的に検証して頂きたいのが私の(このブログの)真意です。

特に重大事故に直結する様な以下の事例は徹底的に検証をする事が今後も日本が原発を運用する上で絶対に必要だと思います。

2007年3月にも私のこのブログで書いていますが、北陸電力(株)志賀原子力発電所1号機臨界事故!!

メディアの記事によると、以下の様に書かれています。

(ここから記事の引用)

1999年の臨界事故とその隠蔽

1999年6月18日、本施設は定期検査中に制御棒1本の緊急挿入試験を行なっていたが、操作手順を誤った事から3本の制御棒が炉から引き抜かれた状態となり、炉は15分間臨界となった。しかし北陸電力はこれを直ちに国に報告せず、検査記録を改竄するなどして隠蔽を計り、2007年3月15日になってこの事故の存在が明るみに出た。

経済産業省はこの事故を重大事故と見て、事故の発覚時に北陸電力の社長であった永原功を同日16時に呼び出し、志賀原発1号機の運転停止を命令した。北陸電力は同日18時から運転停止作業に入った。 

(ここまで記事の引用)

 当時の情報では、北陸電力(株)志賀原子力発電所1号機が第5回定期検査の為、出力を下げようと制御棒を挿入していった所、原子炉出力が下がらず制御不能のまま約15分間原子炉が暴走し、臨界状態が継続した事故で、原因は不明のままでした。

 皆で祈っていたら、これも原因不明のまま制御が回復し、原子炉は通常停止しましたが、もしも制御が回復しなかったら・・・・と思うと「チェルノブイリ原発事故」の二の舞とも言える様な大事故となっていたでしょう。

(我々にも緘口令が敷かれていましたが、まさか8年間も隠蔽されていたとは思いませんでした。)

 何故上記引用記事の様な発表になったのかは、色々な意味でとても疑問が残りますが、そもそも北陸電力は、当時の原子炉メーカーで最新型の沸騰水型原子炉が開発されていたにも係わらず、あえて他の電力会社で運用実績のある旧型の原子炉を設置し、安全に運用しようと心がけていたにもかかわらずにこの様な大事故に至った事に大問題がありますし、放射線管理区域と言う区画の存在が治外法権エリアの如く放射性物質は基より情報や事故(怪我)までも外部に出て来ない様に封じ込められてしまっている。。ひょっとしたら、これが最大の問題点かも知れません。

 「石橋を叩いて渡る位の慎重さを持ってしても、事故は発生する。」

神の火を運用する者は、あらゆる可能性を退けてはいけない。もっと日本の過去の事故事例を徹底的に検証するべきだと思います。

あんじん

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2011年11月 4日 (金)

キセノン133、135

 久し振りの更新です。

東京電力福島第一原子力発電所2号機に於いて「核分裂が発生したときに検出される短半減期核種のキセノン133、135が検出された。」事で「再臨界か!?」と言った報道がされましたが、検出されたキセノンの量から「自発核分裂の結果である」と結論が出されたようですね。

正確な量が報道された訳ではないのではっきりとした事は判らないのですが、もしも再臨界が発生していたとしたら、大気中に拡散されている放射性物質の量は半端じゃ無く、女川あたりのモニタリングポストでも有意な変化が観測される事態だと思います。

 臨界(核分裂した物質から放出された中性子によって連鎖的に他の物質の核分裂を誘発させ、その反応が断続的に継続する事)では無く、 「自発核分裂」と言った言葉はあまり聞き慣れないかも知れませんが、自然界では時折発生していますので、東京電力の見解が正しいと思います。

 自発核分裂を行なう核種としては主に次の物質が有ります。

 1) プルトニウム236

  2) プルトニウム238

 3) プルトニウム240

 4) プルトニウム242

 5) キュリウム242

 6) キュリウム244

 7) カリフォルニウム252 等・・・(アイソトープ手帳より)

これらの中には原子炉運転中に生産された物質もありますが、不安定な為に自発的に核分裂します。

 再臨界で無くて一安心ですね・・・。

このブログも「原子力関連事業者」から「著作権侵害だから閉鎖しろ」等のコメントを頂きましたので、今後どうなるかはわかりませんが、少なくとも私自身が個人的に許可を得て撮影した映像等を使用しています。

 「原子力関連事業者の常識は一般社会の非常識」と言った言葉は古くから囁かれていましたが、これだけの事故を起こしても反省しないって「日本社会の欠陥の塊が原子力産業に集約されていたのか。」と思ってしまう今日この頃です。

ANJIN

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