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2011年5月21日 (土)

浜岡原子力発電所

中部電力㈱浜岡原子力発電所の全ての号機が、万全な安全対策を施すまで運転を停止する事になりましたね。

とてもよい事だと思います。

Nh_12345

上の写真が中部電力㈱浜岡原子力発電所の航空写真ですが、写真を見る限り「とても津波に弱そう」に見えます。浜岡砂丘に建設された浜岡原発は、海と原発の建屋の間に砂を盛り上げた堤防?があるだけ・・・。1号機と2号機は既に営業運転を停止し、廃炉を待つだけでしたが、全号機を停止させて安全対策を施す事は急務であったと思います。

Haichi_12345

 上の図が主要建屋の配置図ですが、津波が新野川を逆流したら、前から後ろから水攻めになる様な配置です。

Bwr

上の図は、やはり沸騰水型原子炉(BWR)Mark1型ですが、1号機と2号機が初期型マーク1(廃炉決定済み)。3号機と4号機がMark1改良型。5号機は改良型沸騰水型のABWR(原子炉1次循環系のPLRポンプと配管が無くなり、インターナルポンプに変更された。)だった。

 つい最近「5号機復水器の海水(CW)系の細管が破断し、エンドキャップが取れていた。」なんて報道を耳にしましたが、これは今までも良くある事で、上の図で言うと、復水器内に入っている海水配管が破断し、海水の混ざった水が原子炉給水ポンプによって原子炉に送られた疑いがあるという事。

「情報を隠蔽している」と言われないように先手を打って公表しただけの事ですね。

これは憶測ですが、常に復水の電導度をモニタリングしているのは当然で、明らかに海水混入を疑わせるデータがあったからこそ政府による全号機(5号機を含め)の運転停止要請を「ラッキー!!」とばかりに受け入れたのが本当の所かも・・・。(原子炉に海水が流入しているといった理由で原子炉を停止したら、「またもや原発で事故発生!!」とか騒がれてたかも知れませんから・・・。)

また、沸騰水型原子炉(BWR)の特長として、原子炉で水が沸騰して作られた蒸気が、直接タービンに送られる構造である為、放射性物質の「腐食生成物」等も直接タービンに送られ機器内部を汚染させる為、主にコバルト60やクロム51と言った放射性物質でタービンや復水器内部も汚染していると言った特長があります。したがって、復水器内部の配管が破断した様な場合でも、微量の放射性物質が外部(この場合は海水)に出てきます。

ANJIN

[参考までに、以下は加圧水型(PWR)の図]

Pwr

BWRと比較すると、蒸気発生器の細管が破損しない限り(ギロチン破断とか話題になったけど・・・)タービンに汚染が行かない構造になっています。制御棒の出し入れを上から行う為、圧力容器底部に余計な溶接部等が無い事が特長です。

ANJIN

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