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2011年4月16日 (土)

放射線について。

普段私達は、一口に「放射線」と簡単に言ってしまいますが、放射線には様々な種類が有る事はご存じですよね?

α線、β線、γ線、x線、中性子線 等・・・この中で電離作用があるのが中性子線を除く放射線。

放射線は様々な放射性物質から読んで字の如く、放射されています。

放射性物質の種類(ヨウ素131とかセシウム137とかストロンチウム90など)によって、放射する放射線の種類とエネルギーが異なります。

放射線によって、空気中(物質中)を飛んでいく距離が異なります。

E_002

とくにγ線やx線は飛程が長く、鉛の板で遮蔽しても半価層が約1センチメートルあります。

要するに、γ線やx線を遮蔽しようと思ったら、線量を半分にする為に1センチメートルの厚さの鉛板を置かないと半分にはならないと言う事!!

上の写真の白いつなぎ服はタイベックスーツと言って、「放射線防護服」等と呼ばれていますが、α線やβ線を遮蔽する能力はあっても、γ線やx線を遮蔽する能力は全く無い事。

簡単に言うと、放射性物質が体に直接付着するのを防いでいるだけの不織布で出来たつなぎ服なんです。

ただし、放射線というのは線源からの距離の二乗に反比例して弱くなるので、線源から少しでも多く距離をとれば相当弱くなります。例えば、線源からの距離が1メートルの所で1ミリシーベルト/アワーのγ線が計測されたら、線源からの距離を2メートル取れば0.25ミリシーベルト/アワーのγ線となります。(距離が倍になると線量は1/4になる。)

E_001

常識的に考えると、「日本各地で通常より多くの放射線が観測されている」と言った報道を目にしますが、別に福島第一原子力発電所を線源として、その距離によって放射線が検出されているのではなく、原発から放出された放射性物質が風などで運ばれる事によって、そこに放射線源が出来、その放射性物質から放射されている放射線が観測されているという事なんです。

「人の健康に害は無いレベルだよ」等と言ってみたところで、放射線を発する放射性物質がばら撒かれていることに変わりはありません。いくらチェルノブイリ原発から放出された放射性物質の量の1/10だと言っても、○○テラベクレルとか○○京ベクレルとか、とてつもなく桁の多いレベルの比較じゃ、目くそ鼻くそ!!だと思いませんか?

しかも、チェルノブイリ原発周辺では、放射性物質による「被ばく」によって発生したガンで約9,000人の死者が出ている・・・・という事は、福島原発周辺では単純計算でその1/10の900人の死者が出るという事なのか?

以前のブログにも書きましたが、核分裂が起こると様々な放射性物質が核分裂収率にしたがって出来ます。検出される放射性物質が、いつも話題のヨウ素131やセシウム137、ストロンチウム90ばっかりの訳が無いじゃないですか。

情報が相当操作されていると思った方が自然ですよね!!

ANJIN

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2011年4月12日 (火)

放射性物質の拡散!!

わたしのこのブログでも、「大本営発表前に福島第一原発の風上方向へ逃げた方が良いですよ!!」とお伝えしたように、政府は福島第一原発からの同心円上の地域では無く、風向きや地形を考慮した避難地域を設定する様です。

A004

上の図は、海外で公表されている福島第一原子力発電所の事故による放射性物質(図はヨウ素131)の拡散する様子を、4月6日の日本各地の測定データを纏めたものを4月9日に発表したものですが、特に地震による被災地方面と海上に汚染の広がりがある事がわかります。偏西風の影響が大きいのは、このブログで発表した通りですね。

「何で日本国内で発表されないんだよ!!政府主導の情報隠蔽体質を何とかしろよ!!」

以下は福島第二原発が津波に呑まれる前後の参考写真!!

A001

A002

上の写真が、津波に飲み込まれる前の写真。

下が津波に飲み込まれた写真。

以前の私のブログにも書いていますが、人間の力なんか所詮自然の力には無力なんですよ!!

原子力産業から仕事を干された私自身が「原子力産業の中で一番理性的な判断」をしていましたからね。

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ANJIN

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2011年4月 2日 (土)

PCV内主要配管

テレビの報道等を見ていると、原子炉圧力容器に入っている筈の炉水がタービン建屋に流れ出し、それが建屋外のトレンチに溜まり、海に放水されている事はわかったが、原子炉からタービンへ流れ出たルートは「不明」だと言う・・・。

Pcv

こちらの図は原子炉格納容器内部の主要配管を記載した図ですが、たとえ原子炉圧力容器に亀裂が入り、格納容器も破損したとしても自然とタービン建屋へ水が流れる構造にはなっていません。

 私が思うには、以前浜岡原発で原子炉水位を高くしすぎた状態で原子炉の運転を行い、主蒸気配管(MS)を伝ってタービン復水器に炉水を送ってしまい、復水器ホットウェルを高汚染させてしまった事例があるので、ここは原子炉圧力容器のベントを行ないながら、無理矢理水を原子炉圧力容器に注水した過程で、主蒸気配管を伝ってタービン建屋に原子炉水が送られたと見るのが正解だと思っています。

 多分、MSIVの開度も不明なんじゃないかな?

表面線量当量率が1000mSv/hの汚水を海に流してしまったのは最悪ですよね。もう遅いけど・・・。

回遊魚を食べる気しないし、しかし食わなきゃ死ぬし・・・。食って死ぬか、食わずに死ぬか・・・究極の選択ですね。

海洋生物の生態系に変化が無い事を祈ります。

ANJIN

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