日本各地の原子力関連施設で14年間「放射線管理業務」を行っていました。
日本には放射線業務従事者が数多く居るものの、実際に運転を停止した原子炉の中心部(お釜の中)に、化学除染を行い、炉心シュラウドやCRDハウジングを取り外した後に立ち入り、炉底部の写真撮影を行なった放射線管理員はそんなに居ないと思います。
本当に「資源」の少ない日本では、既に原子力発電無しでは生活に支障が出るくらい(総発電量の40%に届く位)に「原子力発電」は電気の供給に欠かせないものとなりました。
私も現状は仕方の無い事だと思っているのですが、ウラン燃料にも限りがあり、「核燃料サイクル」の確立には技術的に克服しなければいけない問題が山ほどあります。
地球温暖化の原因の一つであるCo2の排出が少ないと言う安易な発想から原発推進論を唱えるエセ有識者も居りますが、そんな言葉にだまされて安易に推進してはいけない問題です。
しかも、「日本」と言う国は、世界で唯一「原子爆弾」を実戦で使用された国であり、「被ばく」と聞いただけで不快な思いをする国民が大勢居ます。
ところが、原子力発電は「作業者の被ばく」の上に成り立っている事を理解していただきたいと思います。
作業者が人柱となり、彼等の被ばく無くして原子力発電は成り立たないのです。
また、世界中で自然災害に勝った「人工物」の存在は無く、地震大国日本では心配が常に付きまとう。
したがって、私の個人的意見としては、「これ以上原子力発電所は造らない」「原子力発電はあくまで次のエネルギー源を実用化するまでの繋ぎである」と考えているのですが、皆さんはどう思うでしょうか?
自分の現在おかれている立場でどうこうでは無く、人間として何が正しいか?を実践したいと思います。
あんじん
海外旅行、スキューバダイビング。